2023年の1月13日にふるさとCNPを実施した鳥取県鳥取市。今回は資産活用推進課の能勢様と、企業立地・支援課の山根様にリリースまでの経緯についてインタビューをさせていただきました。
あるやうむとはどのように出会いましたか?
山根さん:産業振興部門としてweb3に高い関心を持っていて色々調べていた時に、あるやうむさんの地方創生事業を知り可能性を感じていました。そのあと、プライベートでDAOに入ったところ、あるやうむの稲荷田さんに出会い打ち合わせをすることになりました。
− 鳥取市全体がweb3に力を入れていこうという傾向があったんですか?
山根さん:産業振興部門としては、市の事業として進めていきたいと思っていましたが、庁内にオーソライズしようと幅広い年齢層への説明が必要で。何か具体的な好事例を落とし込むことができればweb3への理解が深まるのではないかと思い、ふるさとCNPのプロジェクトを庁内で提案しました。
なぜ、ふるさと納税NFTに挑戦しようと思いましたか?
能勢さん:最初、紹介受けた時はさっぱりわからなかったです(笑)けれど、ふるさと納税事業も新しいことをやりたいねと話していたところだったので、ちょうどいいタイミングでした。
− 全く知らない状況だと、NFTって何?どうやってふるさと納税の返礼品になるの?という疑問から始まりますよね(笑)
能勢さん:調べれば調べるほど奥が深くて。あるやうむさんの実績を見てすごいなと思ったし、鳥取市で行ったらどうなるんだろうという興味もあり挑戦することになりました。
山根さん:私も頑張って能勢さんに説明したんですけど伝えきれなくて・・・説明の難しさは痛感しました。
− 同じ目線で理解してもらうためにはわかりやすい説明が必要で、言葉選びに慎重になりますよね。。
どのようなことを意識してNFTを設計しましたか?
鳥取市の保有者特典
①砂の美術館でルナの砂像と記念撮影できる権利
②鳥取市のコワーキングスペース&ドローン体験
③鳥取市オリジナルポストカードプレゼント
山根さん:日本ブロックチェーン協会の方と知り合い、オンラインで意見交換する中で、「リアルとデジタルのコラボができる仕掛けがあるといいね」とアドバイスをいただきました。その時にちょうど砂の美術館の方から、保有者特典に砂像を作るのはどうですか?と提案があり進めていくことになりました。自分たちは意識していなかったんですが、Ninja DAOでヒアリングを行うと、鳥取市は遠いイメージがあるみたいで・・・少しでも魅力的に感じられる保有者特典を用意して、来訪のきっかけにしていただきたいと思い準備しました。
− 全体公開前にルナの砂像の写真を送ってくださった時、想像以上に表現が細かくて、あるやうむ一同で感動していました!公開してからはNinja DAOでも、ルナの耳とかカニの足とかどうなってるんだ!?って盛り上がってましたね!
山根さん:砂像の中には針金とか型枠とか入っているんですよね?とよく聞かれるんですが、砂と水のみでできているんですよ!砂像彫刻家が世界中から集まって、その中の一人がルナの砂像を作ってくれました。ぜひ、実物を見に来ていただけたらと思います。
− すごいですね…あとはコワーキングスペースとドローン体験も魅力的ですよね。
山根さん:SANDBOX TOTTORIは鳥取砂丘の近くにあり、非常にロケーションの良い複合施設です。施設の運営の方もweb3に関心が高い方だったので、協力を仰いだ時は二つ返事でOKいただきました。
− とてもいいロケーションにありますよね。
山根さん:本来ドローンを飛ばすためには様々な制約があるんですが、ここであれば鳥取砂丘という広大な空間を活用することができます。ぜひ体験して楽しんでいただきたいです。
リリースしたあとの反響はどうでしたか?
山根さん:SNSのインプレッションも良かったし、フォロワーも増えましたね。Ninja DAOの方々が、関心深く鳥取市のSNSを見てくれて、いいねやリツイートしてくれたことも嬉しかったですね。今回のふるさとCNPを通して100人前後フォロワーが増えたので効果はあったと思います。
− 嬉しいですね!寄付して終わりじゃなくて、地域の事を知るためにアカウントフォローしてくれる人がいることって、かなり良い実績ではないかと思います。
能勢さん:あと、SNSだけではなくて地域メディアも「目新しいプロジェクト」ということで興味を持って取材してくれる方もいましたね。
今後あるやうむと挑戦したいことはありますか?
山根さん:この度は、良いWeb3の事例を作ることができたと思っています。もっと、市内でWeb3事業の展開が進むように、行政として積極的に応援したいですし、あるやうむさんとは第二弾、第三弾のプロジェクトをコラボして展開ができれば良いなと思っています。これからもアイデアや情報交換よろしくお願いいたします!
− こちらこそ新しい企画があればぜひコラボさせてください!
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