このたび、北海道えりも町が好きなイラストレーターに作品のオーダーができる「イラストレーターふるさと納税」の返礼品の提供を始めました。
今回は、ダークで寂れた、どこかミステリアスな雰囲気が魅力のイラストを制作されている、イラストレーターの虚月はる先生(@kouduki_haru)にご参加いただくことになり、虚月はる先生のことや今回の取り組みについてインタビューをさせていただきました。
虚月はる先生のプロフィール、イラストの作風について教えてください。
ダーク・寂れた世界観、異形頭、青もしくは黒を基調とした作品を好んで描くイラストレーターです。よく見ると切ないストーリーを感じる、「物語性」のある作品づくりを大切にしています。 現在はSNSや雑誌への作品投稿、展示等へのアートイベントへの参加をメインに、好きなものを好きなように描いています。
絵のお仕事をされるうえで、大切していることがありましたら、教えてください。
「丁寧さ」を大切にしております。イラストの作画はもちろんのこと、お問い合わせへの対応、依頼を受ける上でのヒアリングなど、あらゆる面で「丁寧さ」を心がけております。
影響を受けたイラストレーターや、クリエイターの方はいらっしゃいますか?日頃の創作のアイデアはどのように湧いてくるのでしょうか?
昔から本を読むこと・言葉に触れることが大好きでしたので、影響を受けた方や創作アイデアの根源の多くは小説や詩です。
最も影響を受けて尊敬しているのが詩人の最果タヒさんです。Web上や書籍で詩を発表する以外にも、詩を用いたグッズや見応えのある展示など多種多様な形で詩を発表していらっしゃいます。私も幅広い方法で自身の世界を表現していきたいと色々と考えているのですが、最果タヒさんの発想の豊かさにはいつも「そんな表現方法もあるのか!」「どうやったらそんなこと思いつくんだ!?」と驚かされるばかりです。
今回ご参加いただく「イラストレーターふるさと納税」の取り組みは寄付が入ってから作品の制作となります。この取り組みについて初めて聞いた時どう感じましたか?
とても興味深い取り組みだと感じました。これまでにお話を受けたことがないタイプの取り組みで新鮮でしたし、ふるさと納税の返礼品といえば地域の特産品(主に食べ物)というイメージが強かったため、このようなアプローチもあるのか……!と感銘を受けました。
イラストレーターふるさと納税では、イラストレーターごとに専用の寄付サイトが作られますがその点についてどのように感じていらっしゃいますか?
分かりやすいのでとても良いと思います。
他のイラストレーターの方々におすすめするなら、このサービスのどんな点を伝えたいですか?
「デザインの背景は襟裳岬にする」という条件のみでよい点が、地域振興という目的を大切にしつつ作家の個性も出しやすいと感じているので、その点をおすすめしたいです。
最後に、イラストレーターとして今後の活動のお知らせや、これから挑戦したいことなどあればお聞かせください。
自身の表現の幅と作品を発表する場をさらに広げていきたいので、今後はイベントに参加する回数を増やしたり、やったことのないものを探して積極的に挑戦してみようと考えています。
最近は連作を描くことに挑戦しています。まだ1作しか投稿していませんが、「鉱物標本」、より具体的に言うのであれば「別の何かを取り込んだ水晶の標本」をテーマにした連作です。詩的で美しい世界観を目指しています。X、Bluesky、Instagramで公開しておりますので、ご興味のある方はぜひご覧くださいませ。
X(旧Twitter) @kouduki_haru
\ 虚月はる先生の返礼品はこちらから寄付をして依頼ができます!/
このたびはお忙しい中、インタビューにご協力いただきありがとうございました。
虚月はる先生のイラストは、美しいモチーフや綺麗な青色の中に、どこか切なくなるような物語性があり素敵です!これからも先生の作品を楽しみにしています!