#3【兵庫県加西市】ふるさと納税NFT事例インタビュー

ふるさと納税の返礼品として初めて、ブロックチェーンゲーム「クリプトスペルズ」上で使えるNFTのカードを提供した、加西市のきてみて住んで課の藤川様に今回のふるさと納税NFTの取り組みに関してインタビューをさせて頂きました。

あるやうむとはどのように出会いましたか?

はじめは自治体通信の広告であるやうむさんのことを知りました。
もともと、NFTには興味があり、ふるさと納税にNFTを活用する先進的な取り組みがあるのかと
注目しましたが、正直最初は、「ふるさと納税にNFT?」「胡散臭くないか?」と思いました(笑)
ですが、他の新聞記事などでも、あるやうむさんのことを何度か見る機会があり、一度ホームページを見ました。
そこで、代表のコメントを拝見し地方創生に対する真剣さが伝わって、一度お話をしてみたいと思い、連絡をさせて頂きました。

ー確かに、最初は胡散臭く見えますよね(笑)

記事広告だけを見ると、どうしても怪しく感じてしまいました(笑)
ただ、NFTとふるさと納税の目の付け所は面白いと思って、やりたいと考えました。

なぜ、ふるさと納税NFTに挑戦しようと思いましたか?

4月からふるさと納税の担当となり、新しい取り組みをしたい気持ちがありました。
そこで、余市町の取り組みからNFTアートに興味を持ち、デジタルの価値で社会に役に立つことはできないのかと考えました。
また、ふるさと納税とNFTを掛け合わせることは面白い発想だと感じ、ふるさと納税NFTは挑戦してみる価値があると思い始めました。
加西市では令和3年度64億5千万円の寄付金額を集まりましたが、一つの返礼品がヒットした部分が大きかったため、新しい返礼品の開発は必要な取り組みだと考えていた背景もございます。

どのようにNFTを設計しましたか?

ふるさと納税NFTに取り組んだ経緯としては、寄附金額をたくさん集めることが狙いではなくて、加西市がふるさと納税にNFTを取り入れる挑戦をしている事実を広めたかったことがあります。そこで、どれだけ話題性を出せるかに手腕をおいて、設計を考えました。
アーティストのやしろあずきさんともう一方が候補に上がっていましたが、よりキャッチーなやしろさんのイラストにして尖ってみようと思いました(笑)加西市を表すにはやしろさんのイラストがいいと考えたからでもあります。
すこし、尖りすぎたかもしれないけど(笑)

ー弊社の企画担当がやしろ先生を候補として出した時は素敵なイラストレーターさんではあるものの、自治体の取り組みにはマッチしないのではと懸念をしていました(笑)
市長NGなどはなかったのですか?

自由にどんどんやってくれ。というのが市長のスタンスとしてあり、取り組みをあと押してくれる方なので、NGはなかったですね。

ーいやー、素敵ですね、弊社もそんな加西市様と出会えることができてよかったです。

リリースしたあとの反響はどうでしたか?

出来上がった返礼品は、尖っていて、自分でも笑ってしまうくらい返礼品としていいカードのデザインができたと思っています(笑)
返礼品の在庫は残っていますが、Twitterなどで結構な反響があり、目的だった話題性の確保は実現できたので良かったです。今後の課題としては、狭いコミュニティでの話題性だけではなく、もうひと周り話題性を広げていくことが必要だと思っています。

ーその他にも何か反響を感じたことはありましたか?

市内の事業者さんが、今回の返礼品の取り組みを知って、「加西市がすごいことやってるんだよ」と宣伝してくれたり、他の自治体からも、お問い合わせがあって、「これどうやったんですか」と聞かれたこともありました。
その事業者さんは、東京に住んでいる息子さんから加西市がすごいことをやっているよと連絡があり、今回の取り組みを知ったそうです(笑)ちなみにその息子さんはこの取組に賛同し、実際に寄付していただけたそうです。

今後あるやうむと挑戦したいことはありますか?

今度は、より一層話題になる取り組みをしたいと思っています。
移住者・定住者を増やすためのシティプロモーションをして、加西市の認知度を高めるミッションがあるためです。
そのため、ふるさと納税に限らない、NFTによる関係人口の構築に取り組み、リアルのイベントを開催するようなアクションを今後は起こしていきたいと考えております。
デジタルとリアルを繋ぐ、コト消費の体験創出といった観点で、NFTは強い可能性を秘めていると感じています。

ー本日はありがとうございました。加西市様の新しい取り組みをご支援できるよう、弊社も尽力して参ります。引き続きよろしくお願い致します。

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