【代表インタビュー】新しい市場をつくる組織の在り方

目次
 目指している組織の姿
 その組織の姿を目指した理由
 実現のための取り組み
 将来の夢

目指している組織の姿

ー目指している組織の姿を教えて下さい

少数精鋭部隊を目指しています。理由は簡単で、人数が少ない方がコミュニケーションコストがかからないからです。自治体職員様からいただいたメールにはできるだけ早く返信したい想いもありますし、週4,5で働いてくれるメンバーが理想です。「少数かつコミットメント高く」が理想の組織です。

ーメンバーに年齢のこだわりはありますか?

本来、雇用のあるべき姿として、「地域」「年齢」は関係ないことだと思っているので、強いこだわりはありません。ですが、日本の年功序列制度、地域賃金を考えた時に、地方に住んでいる若者の差分が一番大きいんですね。地方で働いている若者は安く雇われる風習があるので、本来その人が持っている価値に適した価格を提供して、ポテンシャルを引き出したいと思っているので、地方にいる若者で、自社に熱を持ち仕事をしてくれる人を雇いたいと思いますね。

それでいうと、今のあるやうむに足りていないところは地方在住の若い女性の雇用です。地方というだけで、就職機会が少なく、女性ということで差分が一番大きいと思うので、そういった人たちにも機会与えていきたいです。もちろん、能力面の高さや女性ならではの視点が事業成長に大きな影響があると考えているためでもあります。

あとはメンバーを見ていて、もともと得意分野がある人が、新しく入ってきたメンバーに伝えていく。そんな人材教育にも最近は興味がありますね。あるやうむでは、それがうまく回っていていいサイクルができています。

ー会社としての在りたい姿はありますか?

やるべきことをちゃんとやる会社にしたいです。スタートアップでの失敗する要素としては、良い事業から浮気をしてしまうことのなので、2年位で飽きが来ても、やりきることを大切にしていきたいです。

その組織の姿を目指した理由

実際に東京を出て、京都や札幌を見た時に、優秀さが同じなのに住む場所で雇用機会や雇用水準が違うことに驚いたからです。学生の時にやりたいと思ったことが東京にしかなく働けず、機会損失で地方の優秀な人材の本来の価値が埋もれてしまうことがあります。地方大学が東京に行くための通過点となっていることを、どうにか変えたいと思っていました。

そんな時にJPYCと出会い、札幌にいた私を東京と同じ雇用水準で採用していただきました。

私の他にも、広島、大阪、神戸、札幌と日本全国からフルリモートで人が働いていて、地方在住の方のほうがコミットメントが高いことも知ることができ、本当にフルリモートで会社を回すことができるのだと気付かされました。地方人材の良さも再確認できましたね。

実現のための取り組み

現在、あるやうむメンバーには学生が北海道、秋田、熊本にいるのですが、そういった雇用機会に恵まれない地方のベンチャーマインド人材に対して、少なからず機会を与えられていることは嬉しく思います。

今後は、女性の雇用にも取り組んでいきたいと思っています。結婚や出産の関係で、雇用機会に恵まれない方が地方にはたくさんいると思うので、そういった方々を雇用していきたいです。

将来の夢

会社の回るサイクルができてきたらメンバーにはスピンアウトしていってほしいですね。
前回の創業ストーリーのときにも話しましたが、地域間の格差を解消するためにあるやうむを創業して、札幌を拠点においています。
地方地域にとって、一番のインパクトは地域で起業することが大きいので、メンバーには起業していってほしいですね。

他にも、1人の人間が面倒を見ることができる人数は12人と言われているので、会社のスピード感と新しいメンバーの調和は、今後の課題になりそうです。私以外にも経営目線で事業成長やメンバーマネジメントができる人材を育成していくことにも注力していきます。

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