【余市町】人口1.7万人の町で30名が集まったスマホ相談会cafe|ITスキルが住民の暮らしを変える(実績・事例紹介④)

前回の記事では、hiroさんのネットワークから生まれた坂口恭平氏の展示&ライブイベントをご紹介しました。

今回は少し雰囲気の違う話です。国際的なDAO運営の経験を持つhiroさんが、余市テラスで町民にスマートフォンの使い方を教えている——そう聞くと「IT人材にスマホ相談をさせるのはもったいないのでは?」と思われるかもしれません。しかし、この取り組みこそが地域おこし協力隊DAOの隊員ならではの活動でした。

目次

「cafe」という名前に込めた工夫

2025年4月、余市テラスを会場に「スマホ・パソコンの使い方相談会cafe」と題したイベントが開催されました。

注目すべきは「cafe」という名前です。「IT講習会」や「デジタル研修」ではなく、あえてカフェのような気軽さを打ち出した。

hiroさんはDiscordやzoomを使ったオンラインワークショップを毎週開催し続けている人ですが、町民向けのイベントでは「来てくれた人が恥ずかしがらずに質問できる空気」をつくることを何より大切にしています。

内容はスマートフォンやパソコンの基本操作からアプリの使い方、さらにはAI(ChatGPT)の活用法まで。「LINEの設定がわからない」という相談と「AIで何ができるの?」という相談が同じ場で飛び交う。一人ひとりの疑問に個別に対応するスタイルが、参加者の満足度につながっています。

第1回に約30名——広報誌にも載った実績

この第1回に集まったのは約30名。人口約1万7,000人の町で、単発のデジタル相談会にこれだけの人数が集まったのは、「スマホの使い方を教えてほしい」「AIって何ができるの?」という潜在的なニーズが地域にあった証拠だったと考えられます。5月31日の第2回にも8名が参加しています。

この実績は北海道新聞にも掲載されました。自治体が公式に認める成果として記録されたことは、隊員の活動報告としても大きな意味を持ちます。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1196794

さらにhiroさんは、町民向けの対面イベントと並行して、Discordとzoomでのオンラインワークショップを着任以来毎週続けています。
テーマはAI動画生成ツールの使い方、AIボイスチェンジャーの体験、Web3の基礎勉強会など。こちらは余市町広報誌にも「ITスキルアップ勉強会を毎週開催」と紹介されており、オフラインとオンラインの両面でデジタル学習の機会を提供し続けています。

2025年2月15日には余市テラスで「コミュニティセミナー@余市」にも登壇し、machiDAOの取り組みやコミュニティ運営のノウハウを共有しました。こちらも余市町の公式広報で言及されています。

「先端技術」と「暮らしの困りごと」を同じ人が担える

多くの自治体が、住民向けのデジタル支援を外部業者に委託しています。しかし単発の講習会では、参加者が「わからないことが出てきたときにまた聞ける人」がいません。

hiroさんの場合、相談会は一度きりのイベントではなく、毎週のワークショップやDiscordコミュニティとつながっています。

相談会で顔を合わせた町民が、次はオンラインで質問できるようになるかもしれない。

Web3の最新技術とスマホの基本操作を同じ人が同じ目線で教えられるのは、デジタルスキルと人との距離感の両方を持っているhiroさんだからこそです。

自治体がIT講習会を企画しなくても、隊員が自主的に「cafe」として開いてくれる。しかも広報誌に載せられる数字の実績が出る。職員の手間をかけずに住民のデジタルリテラシーが向上していく——地域おこし協力隊DAOの隊員がもたらす、地味だけれど確かな変化です。

次の記事では、ふるさと納税の寄付者が実際に余市を訪れた、関係人口づくりの具体例をお伝えします。

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