このたび、北海道えりも町が好きなイラストレーターに作品のオーダーができる「イラストレーターふるさと納税」の返礼品の提供を始めました。
今回は、アナログ調の作風がソフトで優しい印象のイラストを制作されている、イラストレーターの吉いず先生(@44izumy_illust)にご参加いただくことになり、吉いず先生のことや今回の取り組みについてインタビューをさせていただきました。
吉いず先生のプロフィール、イラストの作風について教えてください。
人外ファンタジーものが好きな漫画家の吉いずと申します。
子育てしながら漫画の連載とイラスト制作活動をしています。
情報量の多い線画が好きで、優しさや温かさを感じられる絵を目指しております。
絵のお仕事をされるうえで、大切していることがありましたら、教えてください。
納品先のニーズを汲み取る事を第一に考えています。
お金を出してもらっている以上、漫画もイラストも、自己表現よりもニーズを満たす方を優先して、そこに自分らしさを出すならどこか試行錯誤しながら作業しています。
影響を受けたイラストレーターや、クリエイターの方はいらっしゃいますか?日頃の創作のアイデアはどのように湧いてくるのでしょうか?
漫画では荒川弘先生と衛藤ヒロユキ先生、イラストでは出水ぽすか先生の作風からかなり影響を受けています。
創作のアイデアは、家事や育児の時など、日常で四六時中考えている気がします。空想中は会話が上の空になりがちでよく注意されます…。
今回ご参加いただく「イラストレーターふるさと納税」の取り組みは寄付が入ってから作品の制作となります。この取り組みについて初めて聞いた時どう感じましたか?
納税と作家を繋げた取り組みは斬新でとても良いなと感じました。
依頼を受けて制作、の流れは他のイラスト制作サイトと大差ないですが、作家側が自分で原稿料を設定できる上に、寄付者の負担が少ないという点が他には無いビジネスモデルで、もっと広まって欲しいなと思います。
実際にイラストを制作し、原稿料を受け取るまでのプロセスはどうでしたか?従来の個人間取引と比べて感じた違いについても教えてください。
制作の段階では、寄付いただいた時のリクエスト内容次第で難易度が変わるなと思いました。個人間取引と違い、ラフ段階でのすり合わせが発生しないので、リクエスト内容の情報が少ないと「これで満足いただけるかな…」と少し不安になります。納品後は特にストレスなくスムーズな取引でした。
イラストレーターふるさと納税では、イラストレーターごとに専用の寄付サイトが作られますがその点についてどのように感じていらっしゃいますか?
専用のページがあるのは良いなと思いました。しかし、作家の数が多いので、初めからこの人に描いて欲しいという寄付者でない限りは専用ページに辿り着くのは難しい作りだなと思いました。
例えば「可愛い系」「女の子」「ケモノ」といった作家の得意なジャンルで絞り込みできたら、作家にも、作家を決めかねている寄付者にも優しい作りになるのではないかと思いました。
他のイラストレーターの方々におすすめするなら、このサービスのどんな点を伝えたいですか?
返礼品のため背景が襟裳岬で限定されるという点が良いと伝えたいです。一から背景を考えなくて良く、えりも町のアピールにもなるので、この制約はむしろ請け易いなと思いました。
注意点として、現状のサイト構成では、寄付を頂くには個人のSNSでの宣伝次第な所がある点も伝えたいです。
最後に、イラストレーターとして今後の活動のお知らせや、これから挑戦したいことなどあればお聞かせください。
漫画の連載がメインの活動となりますが、合間を縫ってイラスト制作のお仕事は続けていきます。コミティアやコミケといった同人即売会にも定期的に参加していけるよう頑張りますので、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします!
X(旧Twitter) @44izumy_illust
\ 吉いず先生の返礼品はこちらから寄付をして依頼ができます!/
このたびはお忙しい中、インタビューにご協力いただきありがとうございました。
吉いず先生のイラストは、ワクワクするようなファンタジー世界に絵柄がマッチしていて素敵です!これからも先生の作品を楽しみにしています!