北海道滝川市は、DAO・NFTを活用した地方創生に取り組む株式会社あるやうむ(本社:北海道札幌市、代表取締役:畠中博晶)と連携し、2025年6月より、地域おこし協力隊とデジタルコミュニティ(DAO)を融合した新プロジェクト「地域おこし協力隊DAO」を始動します。本プロジェクトでは、リアルな交流に加えバーチャル空間でのつながりも活かし、「こどもの居場所」と「父親・母親の居場所」を同時に整備。DAOの分散型運営とSNS・ネットメディアを駆使してリアル・オンライン双方の関係人口を拡大し、こどもと大人が新たなかたちで関わり合うコミュニティづくりを目指します。※本取り組みはデジ田交付金での対応も可
(1)着任者(地域)紹介・業務内容
着任者紹介
めたほんださん
福岡県福岡市 → 北海道滝川市

【プロフィール】
滝川市地域おこし協力隊
・民泊運営や大家業を展開
・メタバースの学校「ニンジャ寺子屋」の運営メンバー
・メタバースショッピングモール「ニンジャモール」のファウンダー
・ニンジャモールを通じて、Web3やNFT関連のグッズ・サービスを展開
・教育・コミュニティ運営とWeb3の融合を目指し、積極的に活動中
【今回の取り組みに対してのコメント】
このたび滝川市の地域おこし協力隊として、「自身の子育て経験」と「ITの力」を活用したこどもの居場所づくりに携わるミッションをいただくことができ、大変光栄です。 家族3人で移住をさせていただくのですが、私の家族にとってもより良い子育て環境を常に追い求めて来ましたので、このミッションを通して、自ら先頭に立って能動的にそのような環境を仕事として創り上げることができることは、またとない貴重な機会だと思っております。 子どもたちが安心して集い、自分らしく学び・成長できる「こどもたちの村」のような場を、オフラインとオンライン双方に、地域の皆さんと一緒に創り上げていきたいと考えています。ITを通じて子どもたちの可能性を広げ、誰もが気軽に立ち寄れる温かい居場所を目指して全力で取り組みます。どうぞよろしくお願いいたします。
【滝川市 前田 康吉市長からのコメント】
この度、株式会社あるやうむ様と共に、地域おこし協力隊DAOを活用した新たな取り組みを開始できることを大変喜ばしく思っております。 本市におきましては、この地域おこし協力隊DAOとWeb3技術の力を借りて、リアルな空間のみならず、バーチャルな空間のつながりも活用し、「こどもの居場所」及び「父親・母親の居場所」を構築してまいります。リアル・バーチャル双方から関係人口を創出し、皆様との繋がりと共に、地域のこどもたちの成長に地域の大人たちが関わることができるような取り組みを目指してまいります。

【業務目的】
地域おこし協力隊員による、Web3(Web3.0)技術を活用した新たなデジタルコミュニティ(DAO)の形成並びに当該コミュニティを通じて、DXの推進及び地域活性化に取り組むとともに、シティプロモーションの推進、地域経済の循環促進、観光振興、行政サービスのデジタル化等を目指す。特に、「こどもの居場所づくり」に力を入れ、リアル・オンライン双方の関係人口を拡大、こどもと大人が新たなかたちで関わり合うコミュニティづくりを目指し、地域振興の推進しと持続可能な地域発展のモデルケースを構築をします。
【業務内容】
・地域住民や協力隊が参加するDAO(デジタル上に構築したコミュニティへの地域住民および地域外のの参加・創造性を促進する仕組み)の作成及び運用。
・DAO内での参加型の活動を通じて、市の課題解決や地域の魅力発信に係る取り組みを提案する関係者との交流を促進し、新たな交流人口や関係人口を創出する活動
・広報・シティプロモーションの展開(SNS等を積極的に活用したプロモーションを展開し、滝川市のイメージ・ブランディングを増進させるイベントの実施や情報発信をすること。)
(2)DAOおよびプロジェクトについて
1.DAOとは?
DAO(Decentralized Autonomous Organization)とは、分散型自律組織のことで、インターネットを介して全国各地から参加者が集まるデジタルコミュニティです。参加者は単なるファンではなく、プロジェクトの一員として自分事のように積極的に取り組むことができます。参加者全員が対等な立場で企画立案・意思決定に関わることができるのが特徴です。
2.DAOの利点は?
自治体がDAOを導入すると、自治体外の人々が地域の多様な課題解決に主体的に関われる仕組みができます。彼らの新鮮な視点と知見が、地元住民の想いやアイデアと化学反応を起こし、多様な課題に対してイノべーティブな解決策を生み出せます。
DAO参加者は主体的に活動することで地域への理解と愛着を深め、強固な関係人口を創出します。DAOは地域外の人材を巻き込み、持続的な地域発展を後押しする基盤になりうる存在として国も推進しており、全国的に利活用が広がっています。

3.予算
地域おこし協力隊制度を活用し特別交付税範囲内(10/10)で実施します。地域おこし協力隊の制度範囲内で『適任者の募集・選定』『着任中サポート』『デジタル技術の提供』の3つのサービスを一気通貫で提供することにより、自治体職員さんの負担を少なくしながら、自治体のDAO設立への取り組みを強力に後押しし、地域活性化とDX推進に寄与します。

4.導入状況や今後の予定は?
2024年度に6自治体、2025年度は15〜30自治体の導入を現実的な目標として進めております。
革新的施策として多くの自治体様からの問い合わせをいただき、補正予算対応による本年度夏季や秋季での開始、来年度当初予算での地域おこし協力隊DAOを開始に向けてご相談いただいております。導入ご検討の自治体、地域の関係者の方はお気軽にお問い合わせください。


5.「地域おこし協力隊DAO」サービス詳細
地域おこし協力隊の制度範囲内で『適任者の募集・選定』『着任中サポート』『デジタル技術の提供』の3つのサービスを一気通貫で提供するソリューションで、自治体のDAO設立に必要な支援を提供しています。
①適任者の募集・選定
地域おこし協力隊DAOの隊員選定では、以下の要素を重視します。
・地方創生、地域活性への意欲のある方
・コミュニティ運営に興味のある方
・Web3(NFT・DAO)やAI等の先端技術に興味のある方
弊社は国内で唯一、『移住DAOマネージャー登録制度』を導入しWeb3.0に精通し、移住を前提とした人材リストを保有しています。このリストは定期的に更新され、自治体のエリア特性や地域課題に応じた最適な人材とのマッチングを円滑に行える体制を整えております。これにより、地域おこし協力隊DAOの目的に合致した隊員の募集・選定を効率的かつ効果的に行うことが可能です。

②着任中サポート
地域おこし協力隊DAOの隊員が効果的に活動するためには、以下の2点が重要です。
・DAOにおける専門的な実務への日々の相談対応
・隊員の活動に関する情報拡散のサポート
弊社は、Web3.0やNFT・DAOなどの最先端テクノロジーを活用し、「少し未来の地方創生」を推進する『シン地方DAO』の運営実績を有しています。また、多数の既存DAOでのコミュニティマネージャー経験者が在籍しており、隊員の専門的な相談にきめ細やかに対応することが可能です。
さらに、弊社は各種SNSや音声プラットホームVoicyなどで日々情報を発信しており、隊員の活動を広報し、認知度向上に貢献します。これらのサポート体制により、地域おこし協力隊DAOの隊員が安心して活動に専念できます。
③デジタル技術の提供
地域おこし協力隊DAOの隊員が効率的に活動するために、以下のデジタル技術サポートが重要です。
・コミュニケーションツールDiscordの最適化と柔軟な機能追加、運用支援
・DAOにおけるNFTの発行・配布・活用支援
Discordの設定対応については、弊社運営の『シン地方DAO』での実績があります。活動フェーズに合わせた柔軟な機能追加を行ってきた経験と、社内コミュニケーションにもDiscordを使用しているノウハウを活かし、隊員の活動をサポートします。
NFTの利活用については、弊社のふるさと納税NFTサービス提供実績と独自のNFT発行・配布システムを応用します。NFTをURLリンクから取得できるサービスや、NFTとカメラフレームを紐づけた思い出を刻む体験を提供(特許出願中)するなど、多様なNFT活用事例を有しています。
これらの技術を活かし、地域おこし協力隊DAOの隊員活動やDAOにおけるNFT利活用を柔軟にバックアップします。自治体のPRや地元商品開発の付加価値としてNFTを提供するなど、幅広い応用が可能です。
弊社のデジタル技術サポートにより、地域おこし協力隊DAOの活動をより効果的かつ革新的なものにすることができます。
6.自治体向けDAO無料セミナーのご案内
弊社では、自治体の皆様を対象に、DAOを活用した地域課題解決に関する無料オンラインセミナーを随時開催しております。以下のご質問等にお答えします。
・地域おこし協力隊DAOの事業詳細について知りたい
・DAOを地域課題解決にどのように活用できるのか具体的に知りたい
セミナーでは、弊社の事業紹介に加え、NFTやDAOの概要、実際のDAO活用事例、コミュニケーションツールDiscordなど、幅広い内容を扱います。また、参加者様からのご質問やディスカッションの時間も設けております。
所要時間は約1時間を予定しており、ご都合に合わせて個別に日時を調整の上、開催いたします。お気軽にお問い合わせください。
<問い合わせ先>
あるやうむ公式サイト お問い合わせ