~『地域おこし協力隊』×『デジタルコミュニティDAO』による『関係人口構築』×『イノベーション施策』~
株式会社あるやうむは「地域おこし協力隊」と「デジタルコミュニティ(DAO)」を掛け合わせて地域を活性化するサービス『地域おこし協力隊DAO』の取り組み北海道第二弾を、北海道増毛町で開始します。地域おこし協力隊員がつくるDAOによる「関係人口創出」と「イノベーティブな地域課題の解決」が目的です。自治体のDAO設立への取り組みを推進し、地域活性化とDXを加速させます。本取り組みは2024年10月1日から開始しております。※本取り組みはデジ田交付金での対応も可
(1)DAOとは?(4800億円の予算をデジタル庁が今年度計上したweb3.0の基盤技術)
DAO(Decentralized Autonomous Organization)とは、分散型自律組織のことで、インターネットを介して全国各地から参加者が集まるデジタルコミュニティです。参加者は単なるファンではなく、プロジェクトの一員として自分事のように積極的に取り組むことができます。参加者全員が対等な立場で企画立案・意思決定に関わることができるのが特徴です。
(デジタル庁web3.0研究会DAO設立へ)
※引用元:デジタル庁web3.0研究会フォローアップ会議資料より)
(2)DAOの利点は?
自治体がDAOを導入すると、自治体外の人々が地域の多様な課題解決に主体的に関われる仕組みができます。彼らの新鮮な視点と知見が、地元住民の想いやアイデアと化学反応を起こし、多様な課題に対してイノべーティブな解決策を生み出せます。
DAO参加者は主体的に活動することで地域への理解と愛着を深め、強固な関係人口を創出します。DAOは地域外の人材を巻き込み、持続的な地域発展を後押しする基盤になりうる存在として国も推進しており、全国的に利活用が広がっています。
(3)予算は?
地域おこし協力隊制度を活用し特別交付税範囲内(10/10)で実施します。地域おこし協力隊の制度範囲内で『適任者の募集・選定』『着任中サポート』『デジタル技術の提供』の3つのサービスを一気通貫で提供することにより、自治体職員さんの負担を少なくしながら、自治体のDAO設立への取り組みを強力に後押しし、地域活性化とDX推進に寄与します。
(4)導入状況や今後の予定は?
・第一号:北海道余市町
・第二号:鳥取県鳥取市
・第三号:富山県舟橋村
・第四号:和歌山県白浜町
・第五号:北海道増毛町
革新的施策として多くの自治体様からの問い合わせをいただき、補正予算対応による本年度夏季や秋季での開始、来年度当初予算での地域おこし協力隊DAOを開始に向けてご相談いただいており、来年度当初予算段階では20以上の自治体様が取り組む想定の施策です。
(5)【北海道増毛町で開始】着任者紹介と業務内容
着任予定者紹介
田川晴樹さん
【プロフィール】
福岡 → 北海道増毛町
大学生協で総合職として在籍(2014-2022)。特に販売促進戦略に力を入れる。
コロナをきっかけに学内だけでなく、より大きな世界観で生活や仕事をしていくべきだと退職を決意。
ITx集客x販売、地方創生に関心があり、ふるさと納税をシステム開発から総合的に手がける会社に転職。業務効率を高めるシステム周りを中心に、社内の業務推進を担うなど幅広く仕事を行う。(2023-2024)
残念ながら発足1年足らずで所属部署が解体となったため、再転職を決意。
「都会で会社に入って満員電車通勤をして働かないといけない」という社会固定概念に疑問を持ち、「デジタルを活かし、どこでも働けることを当たり前にしたい」ことと、北海道ライフ(自然・気候)がバケットリストにあるので今回に至る。
【今回の取り組みに対してのコメント】
新たな挑戦、北海道・増毛町でのデジタルコミュニティ運営をスタート
初めての北海道、そして初めての増毛町での生活が始まりました。
情報発信の仕事に携わりたいという想いから、北海道への移住を検討していたところ、「デジタルコミュニティ運営で地方を活性化する」という取り組みに心を惹かれ、この新しいチャレンジを選びました。増毛町は、観光資源が豊富で、海と山に囲まれた自然が美しい場所。ここで働けることに大きなやりがいを感じています。これからは、増毛町を応援したいと願う全国のデジタルコミュニティメンバーと共に、情報発信を通じて町の魅力を広めていきます。私が目指すのは、地域の魅力をデジタルの力で世界に届け、みんなで増毛町をさらに盛り上げていくことです。今後の展開に、ぜひご期待ください!
【業務内容】
・地域住民や協力隊が参加するDAO(ブロックチェーン技術を活用した自律分散型組織で、地域の魅力を活かしたWeb3プロジェクトの創出や、地域住民の参加・創造性を促進する仕組み)の作成及び運用。
・新たな交流人口及び関係人口の創出のために、DAO内での参加型の意思決定を通じて、町の課題解決や地域の魅力発信に係る取り組みを提案する「デジタル協力隊」を活用した交流活動。
・広報・シティプロモーションの展開(SNS等を積極的に活用したふるさと納税・特産品・多文化交流などのプロモーションを展開し、本町のイメージ・ブランディングを増進させるイベントの実施や情報発信をすること。)
【増毛町からのコメント】
この度増毛町では、地域の活性化と新たな関係人口の創出を目指し、株式会社あるやうむ様と連携して『地域おこし協力隊DAO』の取り組みを開始することになりました。
今後はweb3.0の先進的な技術を活用して、増毛町の豊かな自然と歴史、そして地域の温かさなどの魅力を情報発信し、交流人口の拡大につなげていきたいと考えています。特に移住やワーケーション施策を通じた都市部からの誘客向上に大いに期待しています。
株式会社あるやうむ様の手厚いサポートのもと、地域の持続的な発展に資する取り組みとなることを心から願っています。
(6)「地域おこし協力隊DAO」サービス詳細
地域おこし協力隊の制度範囲内で『適任者の募集・選定』『着任中サポート』『デジタル技術の提供』の3つのサービスを一気通貫で提供するソリューションで、自治体のDAO設立に必要な支援を提供しています。
①適任者の募集・選定
地域おこし協力隊DAOの隊員選定では、以下の要素を重視します。
・既存のDAOでの活動実績
・NFTやweb3.0に関する高いリテラシー
・地方創生への貢献意欲
弊社は国内で唯一、『移住DAOマネージャー登録制度』を導入しweb3.0に精通し、移住を前提とした人材リストを保有しています。このリストは定期的に更新され、自治体のエリア特性や地域課題に応じた最適な人材とのマッチングを円滑に行える体制を整えております。これにより、地域おこし協力隊DAOの目的に合致した隊員の募集・選定を効率的かつ効果的に行うことが可能です。
②着任中サポート
地域おこし協力隊DAOの隊員が効果的に活動するためには、以下の2点が重要です。
・DAOにおける専門的な実務への日々の相談対応
・隊員の活動に関する情報拡散のサポート
弊社は、web3.0やNFTなどの最先端テクノロジーを活用し、「少し未来の地方創生」を推進する『シン地方DAO』の運営実績を有しています。また、多数の既存DAOでのコミュニティマネージャー経験者が在籍しており、隊員の専門的な相談にきめ細やかに対応することが可能です。
さらに、弊社は各種SNSや音声プラットホームVoicyなどで日々情報を発信しており、隊員の活動を広報し、認知度向上に貢献します。これらのサポート体制により、地域おこし協力隊DAOの隊員が安心して活動に専念できます。
③デジタル技術の提供
地域おこし協力隊DAOの隊員が効率的に活動するために、以下のデジタル技術サポートが重要です。
・コミュニケーションツールDiscordの最適化と柔軟な機能追加、運用支援
・DAOにおけるNFTの発行・配布・活用支援
Discordの設定対応については、弊社運営の『シン地方DAO』での実績があります。活動フェーズに合わせた柔軟な機能追加を行ってきた経験と、社内コミュニケーションにもDiscordを使用しているノウハウを活かし、隊員の活動をサポートします。
NFTの利活用については、弊社のふるさと納税NFTサービス提供実績と独自のNFT発行・配布システムを応用します。NFTをURLリンクから取得できるサービスや、NFTとカメラフレームを紐づけた思い出を刻む体験を提供(特許出願中)するなど、多様なNFT活用事例を有しています。
これらの技術を活かし、地域おこし協力隊DAOの隊員活動やDAOにおけるNFT利活用を柔軟にバックアップします。自治体のPRや地元商品開発の付加価値としてNFTを提供するなど、幅広い応用が可能です。
弊社のデジタル技術サポートにより、地域おこし協力隊DAOの活動をより効果的かつ革新的なものにすることができます。
(7)自治体向けDAO無料セミナーのご案内
弊社では、自治体の皆様を対象に、DAOを活用した地域課題解決に関する無料オンラインセミナーを随時開催しております。以下のご質問等にお答えします。
・地域おこし協力隊DAOの事業詳細について知りたい
・DAOを地域課題解決にどのように活用できるのか具体的に知りたい
セミナーでは、弊社の事業紹介に加え、NFTやDAOの概要、実際のDAO活用事例、コミュニケーションツールDiscordなど、幅広い内容を扱います。また、参加者様からのご質問やディスカッションの時間も設けております。
所要時間は約1時間を予定しており、ご都合に合わせて個別に日時を調整の上、開催いたします。お気軽にお問い合わせください。
<問い合わせ先>
あるやうむ公式サイト お問い合わせ
※地域おこし協力隊制度が非対象の自治体であっても、デジタル田園都市国家構想交付金を活用することにより特別交付税対象事業としての同程度の取り組みが可能です。よって全ての自治体を対象に当自治体DAO無料オンラインセミナーを行っております。
【セミナー内容】
・会社紹介
・NFT概要
・DAO概要
・DAO事例
・コミュニケーションツールDiscordの説明
・地域おこし協力隊DAOの紹介
・ディスカッション
(8)用語解説
・web3.0
web3.0は、ブロックチェーン技術を使って、よりセキュアで分散化されたインターネットを目指す概念です。個人情報の管理や取引の透明性が高まり、ユーザー中心のウェブ体験が可能になります。AIや仮想現実などの最新技術も活用されます。Webの歴史から見るとweb1.0は「一方通行」(新聞やテレビ)、web2.0は「双方向性」(SNS)web3.0は「分散・所有」(ブロックチェーン・NFT)と捉えることもできます。
・NFT
NFTは「非代替性トークン」の略で、デジタルデータに固有の価値を付与する技術です。Discordコミュニティ内で会員証や特典の交換、投票や抽選の対象として活用されています。NFTを活用することで、コミュニティの一体感を高め、ユーザーの参加意欲を向上させることができます。NFTの特性を活かしたコミュニティ運営により、ユーザーの関与や参加を促進し、活発なコミュニティ形成に貢献します。
・Discord
Discordは、ゲーマーや友達とチャットや通話ができる無料のアプリです。サーバーと呼ばれるグループを作成し、テキストチャンネルや音声チャンネルで会話を楽しめます。絵文字や画像、動画の共有も簡単。ボイスチャットで一緒にゲームをプレイしたり、勉強や趣味の話をしたりと、様々な用途に使えます。また、NFTとの連携機能が豊富なこともあり、NFTコミュニティのほとんどがコミュニティ運営にDiscordを使用しています。